花を咲かせるのに5年~10年かかるという、国内であまり目にすることのない希少植物「ガイアミリリー」が名古屋の東山動植物園で開花しました。
東山動植物園の「ガイミアリリー」は、フォークダンス広場の奥にある、オーストラリア産の植物が植えられている場所で見ることができます。普段は、行く人が少ない場所なので知らないと見る機会を逃してしまうかも。
東山動植物園の「ガイミアリリー」は、2株が現在開花しています。茎が6mほどまで成長し、茎の先端に40cmほどに真っ赤な花を咲かせています。6月中旬頃までが見頃のようです。
このブログでは、東山動植物園の「ガイミアリリー」について、見てきた様子とともに詳しく紹介します。
この機会に希少な植物「ガイミアリリー」を見に行ってはいかがでしょうか?
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ガイミアリリーってどんな植物?
ガイミアリリー(学名:Doryanthes excelsa)は、オーストラリア東部原産の多年草で、草丈2〜6メートルに達する巨大な花茎と、直径30cmを超える赤い花が特徴のダイナミックな植物です。開花は5年~10年に一度と言われています。
現地では先住民アボリジニの文化とも深い関わりがあり、「Gymea」という名前は彼らの言語が語源です。
日本ではほとんど流通しておらず、見られる場所はごく限られているため、非常に希少な存在です。
ガイミアリリーの特徴は?
- 学名: Doryanthes excelsa(ドリアンテス・エクスケルサ)
- 科名: ドリアンテス科(Doryanthaceae)
- 原産地: オーストラリア東部(特にニューサウスウェールズ州)
- 草丈: 2〜6メートル以上
- 葉: 剣のように長く、ロゼット状に生える(1メートル以上になることも)
- 花: 春~初夏にかけて、太く直立した花茎の先端に赤や深紅の大きな花を多数咲かせる
- 花径: 花序全体で直径30cm以上になることも
ガイミアリリーはなぜ希少なの?
ガイミアリリーの日本国内での展示はごくわずかです。
ガイミアリリーは日本ではほとんど栽培されておらず、国内でその花を見られる場所は非常に限られています。その理由は、栽培に長い年月がかかることと、温暖で乾燥したオーストラリアの気候に適した植物であるため、日本の気候では育成が難しい点にあります。
特に花が咲くまでには10年以上かかることもあるとされており、長い歳月をかけてようやく開花したその姿は、まさに感動ものです。
東山動植物園のガイミアリリーについて
東山動植物園の「ガイミアリリー」は、2020年にオーストラリアのシドニー市から11株が寄贈されたもので、そのうちの2株が現在開花中です。東山動植物園のどこで見ることができるのか?見頃はいつまでなのか?について調べてみました。
「ガイミアリリー」は園内のフォークダンス広場奥の斜面で見られる!
東山動植物園の植物園エリア内「フォークダンス広場」の奥のオーストラリア産の植物を育てているエリアでガイミアリリーは大切に育てられています。
こちらが目印です↓
バラ園の先のアメリカ産植物見本園にある階段を上っていきましたが、しゃくなげの森の方の道からも行けるようでした。
場所はやや奥まったところにあるため、初めて訪れる方は園内マップで場所を確認してから向かうのがオススメです。
高く伸びた花茎の先に、深紅の大きな花が球状にまとまって咲く姿は、まるで空に向かって咲く炎のよう。園内でもひときわ目を引く存在感があります。
東山動植物園のガイミアリリーの見頃はいつ?
ガイミアリリーの開花は、2025年は6月中旬までがチャンス!
例年、ガイミアリリーの開花時期は5月下旬〜6月中旬頃。今年2025年は天候が安定しているため、開花も順調に進んでおり、6月上旬がまさに見頃のピークとなりそうです。
1年のうち、ほんのわずかな期間だけしか見られない花ですので、予定を調整して早めの訪問をおすすめします。
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ガイミアリリーは写真映え抜群!カメラ片手に訪れたい!
ガイミアリリーは赤と緑のコントラストが美しい
ガイミアリリーは、植物写真や自然風景の撮影が好きな方にもぴったりの被写体です。
高さのある花茎と鮮やかな赤い花、そして背景に広がる新緑の景色が見事なコントラストを描きます。
晴天の日には青空との組み合わせも抜群。近くに寄ってマクロで花の細部を撮影するのもよし、少し離れてその大きさを伝える構図を狙うのもよし。まさに絵になる植物です。
“10年に一度開花” ガイミアリリー 約40cmの花が咲く 名古屋https://t.co/lzX2AyP5Bj #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) May 25, 2025
高いところにあるのでお花はよく見えませんでした、こういうお花なんですね。 デジカメなら写真がきれいに撮れるんだろうな~
デジカメが欲しくなりますね
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千種区の千種公園の「ユリ園」も6月上旬が見頃です。 こちらに訪れてみるのもおすすめですよ。
東山動植物園へのアクセスと情報
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所在地:愛知県名古屋市千種区東山元町3-70
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アクセス:地下鉄東山線「東山公園駅」より徒歩3分
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開園時間:9:00〜16:50(入園は16:30まで)
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休園日:月曜日(祝日の場合は翌日)
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入園料:大人500円、中学生以下無料(2025年5月現在)
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まとめ|今だけの出会いを見逃さないで
植物好きなら、一度は見てみたい希少植物「ガイミアリリー」。その堂々とした姿と情熱的な赤い花は、ただ美しいだけでなく、長い年月をかけて育まれた命の強さも感じさせてくれます。
東山動植物園では、そんな貴重なガイミアリリーがいままさに開花の見頃を迎えています。
日常を忘れて自然と植物に癒やされるひとときを、ぜひこの機会に体験してみてはいかがでしょうか。